代表弁護士 西村 純一

ニュージーランドの日本人弁護士

私は大阪で生まれ育ち、日本では8年間中学高校の教師として勤め、1986年にニュージーランドへ移住しました。

ニュージーランドへ来た頃は語学学校で学生のカウンセラーやマ-ケティングの仕事をしていました。具体的には外国人である生徒にニュージーランドの生活、文化に慣れていく事をサポートする仕事でした。

この仕事をする中でニュージーランドの社会制度や習慣とそれに対する学生の理解に大きなギャップがある事に気づきました。通常ある形の社会制度や習慣が確立されてくるまでには、その背後にその制度や習慣を支えるひとつの考え方(思想)があります。したがって社会制度や習慣を理解するためにはその国独自の考え方を理解しなくてはならないと思い、オークランド大学で法律の勉強を始めました。なぜならその国独自の考え方はその国の法律として凝縮されていくと考えたからです。

オークランド大学法学部を卒業後、オークランドにある法律事務所で弁護士としての仕事を始めました。ニュージーランドで初めての日本人弁護士の誕生でした。

その後アボンデール法律事務所の経営に参加し、2007年12月より私自身が経営する法律事務所、ローズバンク法律事務所を開設し、現在に至っています。

取り扱っている法律分野

  • 海外からニュージーランドへやってきた人がまず初めに出会う問題であるビザの問題。投資ビザ、起業ビザ、観光ビザ、学生ビザ、労働ビザから永住権の申請代行、ビザ問題に関連した移民局との交渉。
  • ニュージーランドで住み始めると出会う、不動産やビジネスの購入に関係した法律手続き。海外からの不動産投資もしくはビジネス投資を進めるために必要な海外投資委員会への許可申請手続き。
  • 仕事を始めると必ず必要となってくる雇用契約書の作成や雇用問題の解決。
  • 犯罪を犯してしまった人への弁護活動、犯罪に巻き込まれた人へのサポート。今までに取り扱ったケースでは万引き、飲酒運転、麻薬所持ならびに栽培、暴力事件などがあります。
  • 個人間の揉め事や仕事上のトラブルに関連した問題の解決、ならびに民事訴訟。
  • 遺言書の作成や日本には存在しない制度であるファミリートラストの設立。
  • 結婚前の財産確認、セパレーション(離婚前提の別居)に際し解決しなければならない財産分与や養育権の問題解決。その後の離婚手続き。
  • 日本とニュージーランドの法律、制度が異なる事からくる2国間の法律問題の解決。

資格

  • 大阪教育大学特別理科教育学科卒業
  • 大阪市立大学大学院生活科学部卒業
  • オークランド大学法学部卒業

その他

  • ニュージーランド日本法律問題研究会会員
  • 合気道ニュージーランド武育会主席師範 (合気会7段)